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皆さんのお宅でも「手作りヘルシーおせち」に挑戦してみてはどうでしょうか?
古来、日本には”ハレ”(晴れ)と”ケ(褻)”という考え方があります。
ハレ(晴れ)は正月や祭りなどの「非日常」生活、
ケは普段の「日常」生活の意味で、
食事でも正月のおせち料理などを”ハレ”の料理といって、
マクロビオティックをやっている仲間でも、あまり、片意地張らずに、
ときには正月くらいは「ハレの料理を食べようや」・・・などといいます。

わが家では、昆布とシイタケ出汁に玄米餅をいれた
雑煮はもちろん、有機の食材で黒豆煮、栗きんとん、きんぴら、蓮根煮
里芋の煮ころがしなどをつくります。
・里芋、数の子は、子沢山、子孫繁栄の意味。
・れんこんは、穴があいているので「将来を見通す」意味
・昆布巻きの昆布は「よろこぶ」という語呂合わせがよく、
・黒豆は、まめまめしく良まめに暮らす=つまり、元気に暮らす意味。
・きんぴらは、ごぼうのように強く、丈夫にという意味。
・栗きんとんは、金運を招く、繁盛、繁栄の意味・・・。
一年間の豊かな実り、家族・子孫繁栄など「いのちの有り難さ」に
感謝を込めて祝うのが「おせち料理」=ハレの料理ですから、
小田原のかまぼこやゴマメ、数の子なども少々入れてお重に詰めて祝います。

さて、僕の友人たちは、それぞれにマクロビオティック「おせち料理」を
考案して楽しんでいますから、その一部を紹介しておきましょう。
前にも紹介した岩手・一関で食生活アドバイザーの鈴木美感子さん
から教わった一品です。
●稗のテリーヌ ~ 

①稗を柔らかめに炊く。
②緑の物(インゲン、青菜、グリンピースなど)
  赤の物(人参、パプリカ、など)、黄の物(コーン、パプリカなど)
 など色とりどりの野菜を5ミリ角に切り、ボイルしておく。 
③①が冷めないうちに②と塩・こしょうを加え、型に入れて冷やす。
④冷えて固まったらスライスして盛り付け、粉海苔を ぱらりとふる。
(*テリーヌのベースに粉海苔を混ぜたり、すりゴマを混ぜたり、入れる具も
大きくしたり細かくしたり、様々工夫ができるので、毎年違うテリーヌになります)

また、今発売中の刊誌「むすび」2008年12月号には、
ベストセラー「マクロビオティック料理事始め―
「これだけは伝えたい基本10か条
」の著者で、
正食協会・クッキングスクール校長の岡田昭子さんが、
「新春を祝う味わい豊かなおせち料理」を披露しています。
参考にすれば、本格的なマクロビオティックおせち料理に挑戦できます。

以下が、美味しくてヘルシーな岡田式のレシピの一覧です。
●桜沢先生命名の「おめでとう」で、体内リフレッシュ
「おめでとう」*玄米の小豆粥のこと
●さつまいもとりんごのやさしい甘み
「きんとん茶巾しぼり」
●色とりどりの野菜で華やかに
「祝煮しめ」
●炒めるひと手間で、いつもより深い味わいに
「焼きなます」
●伝統の昆布巻を、角松風に見立てて
「ごぼう昆布巻」
●高野と人参の彩りで、おめでたい雰囲気を
「高野(こうや)サンド」*高野豆腐のサンドイッチのこと
●ほのかな甘みが子どもにも人気
「ココナッツ団子」

ぜひ、「むすび」誌のカラー特集を読んで参考にしてほしいのですが、
この中から、「祝煮しめ」の材料と作り方を紹介させていただきます。
●色とりどりの野菜で華やかに 「祝煮しめ」
≪材料≫ ごぼう・・・80g   こんにゃく・・・1丁
大根・・・10センチ        だし汁・・・3カップ
人参・・・1本         塩・しょうゆ・・・各少々
れんこん・・・100g     きぬさや・・・15枚
≪作り方≫ 1・ごぼうは斜め薄切り、大根、人参は
8mm厚さの花形に切る。れんこんは花形に皮をむき3mm厚さに切る。
2・こんにゃくは塩をふってもみ、水で洗って裏表に細かく切り込みを入れ、
塩でゆでて2cmの角切りにする
3・鍋を温めて油をさし、ごぼうを炒める。
ごぼうのあく気が抜けたら、れんこん・大根・人参を炒めて蒸し煮する。
湯気が十分出てきたらだし汁を張って柔らかく炊き、塩・醤油で味を調え、
きぬさやを散らす

関西の方は岡田昭子(正食クッキングスクール校長)さんの
料理教室が、大阪の正食協会で開催されていますので、
興味の湧いて来た人は問い合わせて見てください。
http://www.macrobiotic.gr.jp/
料理教室にいけない方は、岡田昭子さんの著書
「マクロビオティック料理事始め」を購入して参考にしましょう。
料理の作り方も、考え方も初心者に分かりやすく解説されています。

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