close

この「健康養生塾」でもおなじみの帯津良一医師から、
新刊が送られてきました。
帯津医師は講演もユーモアに溢れて楽しいのですが、
医師にしては珍しく文筆の才があり、
毎月のように興味深い単行本を出版しています。
ですから、まえにも紹介しましたが、
僕は海外の講演会や対談の司会をするときは、
「Mr. MONTHLY OBITU」、つまり
「月刊帯津さん」と呼んで帯津先生を紹介しています。

今回の新刊は「達者でポックリ。」と題する、
いかにも「いのちの場」医学=ホリスティック医学の提唱者である
帯津医師らしいエッセイです。
寝たきりやボケで周りに迷惑をかけることなく、
延命治療で長く苦しむことなく、理想的な死を迎えるにはどうしたらいいのか? 
死ぬまで元気で楽しく生きる「攻めの養生」のすすめという内容で、
目次は以下のようなものです。

はじめに 「死」を楽しみに生きる
第I部◎ポックリ編ちょうどよい「死に時」とは
第1章 「達者でポックリ」は最高の死に方
第2章 「死後の世界」を生きる
第3章 「生命場」を高める
第II部◎お達者編 死ぬまで元気に楽しく生きる
第4章 「達者でポックリ」のための養生法
第5章 「生命場」を高める代替療法
第6章 「達者でポックリ」をさまたげる健康常識
第7章 ホリスティックな生き方のすすめ

本の帯には、「寝たきりや要介護、認知症で
周囲に迷惑をかけることなく、最期まで元気に楽しく生きるには
どうしたらいいのか?」というキャッチコピーが載っているように、
本コラムと多少、主旨が近いと思いますので、皆さんも読んでみましょう。

といっても、僕などの凡才とは違って、
帯津先生は医師でありながら、哲学にも宗教にも精通されていて、
大宇宙の150億年のいのちの流れから、
人間のいのちを見ている方ですからスケールが違います。

「みなさん、『死』が恐いですか?私は『死』が楽しみです」
という冒頭文から始まる、死を見つめた上での“攻めの養生”のすすめですから、
そこまで悟りの境地に差しかかった人、
また政府から“後期高齢者”などと言われて腹を立てている方は、
ぜひ読んで「元気に楽しく」の生き方を学んでください。
文字が大きくて目に優しいことも特徴です。

詳しくは本書を手にとって読んでほしいのですが、
「元気で長生き」をすすめる本コラムにも多少関係のある
「生命場を高める代替療法」という章から、
漢方を含めた西洋医学以外の療法に対する、
帯津医師の見解を抜粋紹介させていただきます。

「『臓器』を対象とする西洋医学は、
『修理』するのが目的ですから、
結果は『治った』か『治らないか』のどちらかです。
これに対して代替療法は、生命のエネルギーを少しでも高めて
一歩前進することが目的です。
ですから西洋医学と代替療法は二者択一ではなく、
両方をうまく組み合わせて治療していくべきものだと思います。(略)
西洋医学では手が尽きても、代替療法にはさまざまな方法があります。
療法を自分で選択し、自らの病に立ち向かう心構えを持つこと自体が、
『寝たきり』『要介護』『認知症』を回避する
大きな足がかりとなりうるのです。(以下略)」
主な代替療法として、①漢方などの伝統医学②ホメオパシーなど
③心身相関療法④気功などのエネルギー療法⑤食事・栄養療法
⑦丸山ワクチンなどの薬物療法⑧免疫療法・・・の8つについての
詳述もありますので、この長寿病弱時代に必読の一冊です。

さて、この本を読み終わったら、後追おうようにもう一冊、
帯津医師の新刊が届きました。さすが「ミスター マンスリー オビツ」です。
こちらは「心の掃除で病気は治る―『いのち』の力を引き出す生き方」
と題するもので、心の掃除をして「いのち」の力を全開させればもう病気は怖くない!
「いのち」の力の引き出し方は「気功にあり・・・というわけで、
巻末には帯津医師の「時空気功」のイラスト付き解説がついています。
時空気功の「心の掃除」におる効果は以下の8つだそうです。
① 細胞のバイタリティを強め、がんを予防する ②脳を活性化する 
③ 血管の流れをよくする ④代謝をよくする ⑤胃腸を丈夫にする 
⑥ 呼吸器を強くする ⑦姿勢を良くし、表情をすっきりさせる
⑦ 精神の奥行きを深くする
「死ぬまで元気に楽しく」――2冊、併せてお読み下さい。

arrow
arrow
    全站熱搜

    sekine4cam 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()