ガンと宣告されれば、ほとんどの患者さんが、
医師のいいなりに体をメスにさらすわけですから、
もちろん、僕自身にも迷いはあり、再発と転移の不安はついて回りました。
退院後、寒い冬などは、放射線の食道腔内照射(ラルストロン)
で受けた後遺症で、よく傷口に疼痛が走りました。
蒸し暑い梅雨時にも、骨が痛い、患部が疼く・・・、
体調異変にうめいたこともありました。
やはり、肋骨をはいで手術してもらったほうが良かったかなあ・・・、
中には助かって元気に回復した患者もいた・・・。
ときに、スワッ? 再発か転移かと、誰でもが慌てふためいたものです。
いずれの治療法を選んだとしても、
ガン患者とは悲しいものです。筆者にしても手術を避けた分、
放射線照射治療をたっぷりと受けましたから、
被爆量は人1倍でした。その患部の「ただれ傷」の後遺症で、
なんど食道が引き攣れたか分かりません。

こんな症状に脅かされてこともありました。
退院後、2ヶ月たってからの夏のことでした。風呂から上がってくると、
「パパ、大変だよ。背中に茶色い帯が浮き出ているよ」
と妻が言います。食道腔内に照射した放射線が筋肉や背骨を突きぬけて、
背中に被爆帯が三十センチほど染み出したわけです。
いまさら、大学病院に泣きつくわけにもいきません。
いろいろ、思案した末、「奇跡よ、再び」と思い立ち、
中国の複合漢方薬・天仙液の本拠地まで行って、
開発者・王振国医師の診察を受けようと決心しました。
(註・天仙液とは中国複合漢方薬で日本では未認可。
日本から購入したい場合は個人輸入の形式となります。
この複合漢方薬の詳しい情報はhttp://www.tensen.com/
で確かめてみてください。

さあ、天仙液の本拠地といっても、中国の東北地方(昔の満州)
のそれも北朝鮮と国境を挟む霊峰・長白山の麓にあるというではないですか? 
しかし、明日のいのちにすがろうとする
患者の馬鹿力とは恐ろしいものです。今思い起こしても我ながら呆れます。
成田―北京―長春と飛行機で一気に飛び、
延々と続く高粱畑の大平原を600キロ、ワゴン車で駆け抜けて5時間!
(昨年、ガン専門相談所=キャンサーフリートピアの三好立医師が
視察に行かれて、そのときの話では、10年経った今では
立派な高速道路が出来て車で3時間だそうです)
とうとう、緑の丘の上にお城のようにそそり立つ
赤い屋根の天仙液の工場にたどり着いたのです。

「ガンは退院後の治療・養生がとくに大切です。放射線の後遺症も
天仙液のショック療法、つまり大量服用でよくなりますよ」といって、
王医師の大きな手で触診をしていただいたこと、
長白山山麓の研究所の薬草園でとれる、
新鮮なカボチャや人参、とうもろこしを調理した自然食をご馳走になったこと、
免疫力を上げるという「豚血」料理をご馳走になったこと――、
人肌が伝わってくるような温かい歓迎を受けたことが、
とても嬉しかったと・・・、昨日のように思い出されます。

当時は、大学病院で化学劇薬責めに合い、
検査漬けに追い回されて、メスを振りかざされたとたん、
「勘弁してください!」とガン病棟を“脱走”してきた身でありましから、
「へえー、こんな熱心で話し好きで、心の優しい医師もいるものなのだなあ」と
目からウロコの体験をしたわけです。
ガン闘病美談風にいいますと「幻の秘薬を求めて数万里」とでもいった
タイトルの物語になりそうな話ですが、効くか効かないかというよりも、
僕にとって、王医師との出会いは、
西洋医学だけでなく、東洋医学の知恵も取り入れて、
ガンの浸潤力に負けない、免疫力、自然治癒力をつけていくこと――、
ガン患者は「壊れた機械ではない」ということ――、
さらに、もう一つの「ガン延命法」があること――
を身をもって教えて貰う契機となったわけです。

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